電脳文字対話 8
私:北朝鮮のミサイル発射に関して日本が国連に提案した制裁決議の採決が当面先送りされることになったね。
彼 :それはなぜなんだろう。北朝鮮のやったことの違法性は明らかだろうに。
私 :それはアメリカが北朝鮮と対話中の中国に対して気をつかっているからさ。日本人の中には、小泉さんがブッシュと仲が良いからアメリカはもっと日本寄りの対応をしてくれるのではと思っていた人も多いみたいだが、それは大きな間違いで、ポチはあくまでもポチであって、アメリカが自国の国益にならないことで日本に特別に目をかけてくれることはありえないってことだよ。今日テレビに出ていた民主党の小沢代表も、日本の現政権はアメリカにべったりで独自の外交戦略というものがないからダメなんだということを言っていたね。
彼 :なるほど、日本が騒いでも相手にしてもらえないってことだね。とりあえず、この問題はどうなっていくんだろうね。
私 :中国に頑張ってもらって、北朝鮮に協議の場に出てきてもらうしかないだろうね。
ところで、この間またモーリー・ロバートソンのラジオを聴いていたんだけど、今の若者にアジアなど旅費の安くてすむ「発展途上国」へのガイド無し旅行を薦めていて、面白かったよ。
彼 :なんでまた「発展途上国」へのガイド無し旅行なんだい?
私 :まず、欧米へ行くとなると、旅費が高くつく。若者にはこれがネックとなるし、わざわざ欧米に行くために長期のアルバイト(という名の低賃金労働)、つまり企業のために長期にわたって搾取されて、貴重な時間を無駄にすることもあるまい、ということだ。それから、欧米だと、街がきれいにまとまっていて、アジアの街にあるようなエキゾチックな夾雑物がなく、旅としての面白味に欠けるということらしい。また、ガイドのついたツアーだと、自分で現地の人と直接触れ合う機会がなく、若くして養うべき国際的な感性やコミュニケーション能力が育たない、ということらしい。
彼 :なるほど、それは一理あるかもな。
私 :ぼくは旅先は別に欧米でもどこでもいいと思うんだけど、ガイド無しの旅にするべきだという点は同感だね。もちろん、もう若くない人や、いろいろな事情から危険な目に絶対合いたくないという人はガイド付きの方がいいだろうけどね。モーリーが若者に体験してもらいたいと思っていることは、ようするに現地の人と直接触れ合って、言葉が分からなくても身振り手振りなどいろいろと努力して、何とかコミュニケーションを成立させ、ガイドブックには載っていないその土地土地の生の魅力を味わってほしい、あるいは多少危険な目に合って、逆境を乗り越える図太い神経を養ってほしい、ということだと思うんだ。
彼 :そんなこといって、実際に若者がそれで危険な目に合ったりするかもしれないから、あまりそういうことは言わない方がいいかもよ。
私 :たしかに、ガイドなしの旅行を薦めるにあたっては、その危険性も十分伝えておくべきだろうね。最悪の場合は死ぬこともあるからね。でも、だからといって危険な旅はするな、と言ってしまうと、それはそれでまた極論になってしまう。備えあれば憂いなし、行く国のことを事前にしっかり勉強して、最低限の言語の習得と、トラブルにあった場合の対処方法などについてあらかじめメモっておくなどはしておくべきだろうね。
彼:そういえば、君もアメリカに1年間いたらしいが、何か面白い体験談とかないのかい。
私 :ぼくはカンザスの田舎の寮に住んでいたから、それほど変った体験はしてないけど、それでも、休暇を利用して、日本人の友達2人とレンタカーを借りて、ジャズの街ニューオリンズまで旅行したことがあって、そのときは行く先々でいろんな面白い体験をしたよ。
彼 :たとえば、どういうの?
私 :まず、アメリカ大陸を車で走るっていうだけでも、ぼくにとってはかけがえのない体験になったな。日本では見たことのない大きな大きな夕日を見たり、見渡すかぎりの地平線の中を風を切って車を走らせるということの爽快感など、日本ではまず味わうことができなかったことろうね。あとアメリカの街というのは、それぞれ個性があって、行く先々で違う雰囲気を味わうことが出来て、面白かったよ(いま上映中のディズニー映画『カーズ』に出てくる「ラジエーター・スプリングス」のような街が本当にあった)。それから、あれはたしかダラスの近くの小さな街だったと思うんだけど、その夜ぼくらは泊まるホテルがなかなか見つからなくて、やっとその街で安そうなモーテルを見つけて、車を止めて友達とモーテルに入ろうとしたんだけど、そのモーテルの部屋をよく見ると、窓にところどころ銃弾の痕があって、これはどうもまずそうだな、と友達と話し合っていたところ、モーテルの中からいきなり、映画『シャイニング』に出てくるジャック・ニコルソンのような目つきの人物が出てきて、凄い形相で何か話し掛けてきたので、皆いっせいに走って逃げた、っていう体験はあるね。大声を出しながら全速力で走って逃げた、という体験は後にも先にもあれだけだね。
彼 :うーん、それはなんだったんだろうね。たんに「安くしとくよ、泊まっていきなよ」って言いたかっただけなんじゃないの?まあでもたしかに、その状況では逃げた方がよかったかもね(笑) で、結局、どこに泊まったの?
私 :それがよく覚えていないんだよね。もう17年も前の話だからね。まあでも、その近くの安くてボロいモーテルだったと思うよ。やっぱり強烈な体験だけは忘れないもんだね、あのシャイニングおじさんの顔だけはいまだに鮮明に頭にこびりついているよ(笑)
彼 :良い子の皆さんは決して真似をしないでください。アメリカの場合だと、冗談抜きで、逃げる背後から銃弾が飛んで来る場合がありますから(笑)
(2006年7月12日記す 2026年4月6日再掲)
彼 :それはなぜなんだろう。北朝鮮のやったことの違法性は明らかだろうに。
私 :それはアメリカが北朝鮮と対話中の中国に対して気をつかっているからさ。日本人の中には、小泉さんがブッシュと仲が良いからアメリカはもっと日本寄りの対応をしてくれるのではと思っていた人も多いみたいだが、それは大きな間違いで、ポチはあくまでもポチであって、アメリカが自国の国益にならないことで日本に特別に目をかけてくれることはありえないってことだよ。今日テレビに出ていた民主党の小沢代表も、日本の現政権はアメリカにべったりで独自の外交戦略というものがないからダメなんだということを言っていたね。
彼 :なるほど、日本が騒いでも相手にしてもらえないってことだね。とりあえず、この問題はどうなっていくんだろうね。
私 :中国に頑張ってもらって、北朝鮮に協議の場に出てきてもらうしかないだろうね。
ところで、この間またモーリー・ロバートソンのラジオを聴いていたんだけど、今の若者にアジアなど旅費の安くてすむ「発展途上国」へのガイド無し旅行を薦めていて、面白かったよ。
彼 :なんでまた「発展途上国」へのガイド無し旅行なんだい?
私 :まず、欧米へ行くとなると、旅費が高くつく。若者にはこれがネックとなるし、わざわざ欧米に行くために長期のアルバイト(という名の低賃金労働)、つまり企業のために長期にわたって搾取されて、貴重な時間を無駄にすることもあるまい、ということだ。それから、欧米だと、街がきれいにまとまっていて、アジアの街にあるようなエキゾチックな夾雑物がなく、旅としての面白味に欠けるということらしい。また、ガイドのついたツアーだと、自分で現地の人と直接触れ合う機会がなく、若くして養うべき国際的な感性やコミュニケーション能力が育たない、ということらしい。
彼 :なるほど、それは一理あるかもな。
私 :ぼくは旅先は別に欧米でもどこでもいいと思うんだけど、ガイド無しの旅にするべきだという点は同感だね。もちろん、もう若くない人や、いろいろな事情から危険な目に絶対合いたくないという人はガイド付きの方がいいだろうけどね。モーリーが若者に体験してもらいたいと思っていることは、ようするに現地の人と直接触れ合って、言葉が分からなくても身振り手振りなどいろいろと努力して、何とかコミュニケーションを成立させ、ガイドブックには載っていないその土地土地の生の魅力を味わってほしい、あるいは多少危険な目に合って、逆境を乗り越える図太い神経を養ってほしい、ということだと思うんだ。
彼 :そんなこといって、実際に若者がそれで危険な目に合ったりするかもしれないから、あまりそういうことは言わない方がいいかもよ。
私 :たしかに、ガイドなしの旅行を薦めるにあたっては、その危険性も十分伝えておくべきだろうね。最悪の場合は死ぬこともあるからね。でも、だからといって危険な旅はするな、と言ってしまうと、それはそれでまた極論になってしまう。備えあれば憂いなし、行く国のことを事前にしっかり勉強して、最低限の言語の習得と、トラブルにあった場合の対処方法などについてあらかじめメモっておくなどはしておくべきだろうね。
彼:そういえば、君もアメリカに1年間いたらしいが、何か面白い体験談とかないのかい。
私 :ぼくはカンザスの田舎の寮に住んでいたから、それほど変った体験はしてないけど、それでも、休暇を利用して、日本人の友達2人とレンタカーを借りて、ジャズの街ニューオリンズまで旅行したことがあって、そのときは行く先々でいろんな面白い体験をしたよ。
彼 :たとえば、どういうの?
私 :まず、アメリカ大陸を車で走るっていうだけでも、ぼくにとってはかけがえのない体験になったな。日本では見たことのない大きな大きな夕日を見たり、見渡すかぎりの地平線の中を風を切って車を走らせるということの爽快感など、日本ではまず味わうことができなかったことろうね。あとアメリカの街というのは、それぞれ個性があって、行く先々で違う雰囲気を味わうことが出来て、面白かったよ(いま上映中のディズニー映画『カーズ』に出てくる「ラジエーター・スプリングス」のような街が本当にあった)。それから、あれはたしかダラスの近くの小さな街だったと思うんだけど、その夜ぼくらは泊まるホテルがなかなか見つからなくて、やっとその街で安そうなモーテルを見つけて、車を止めて友達とモーテルに入ろうとしたんだけど、そのモーテルの部屋をよく見ると、窓にところどころ銃弾の痕があって、これはどうもまずそうだな、と友達と話し合っていたところ、モーテルの中からいきなり、映画『シャイニング』に出てくるジャック・ニコルソンのような目つきの人物が出てきて、凄い形相で何か話し掛けてきたので、皆いっせいに走って逃げた、っていう体験はあるね。大声を出しながら全速力で走って逃げた、という体験は後にも先にもあれだけだね。
彼 :うーん、それはなんだったんだろうね。たんに「安くしとくよ、泊まっていきなよ」って言いたかっただけなんじゃないの?まあでもたしかに、その状況では逃げた方がよかったかもね(笑) で、結局、どこに泊まったの?
私 :それがよく覚えていないんだよね。もう17年も前の話だからね。まあでも、その近くの安くてボロいモーテルだったと思うよ。やっぱり強烈な体験だけは忘れないもんだね、あのシャイニングおじさんの顔だけはいまだに鮮明に頭にこびりついているよ(笑)
彼 :良い子の皆さんは決して真似をしないでください。アメリカの場合だと、冗談抜きで、逃げる背後から銃弾が飛んで来る場合がありますから(笑)
(2006年7月12日記す 2026年4月6日再掲)