2025年WS雑感

 今年のメジャーリーグのワールドシリーズ(WS)は接戦が続き第7戦までもつれ、大変な盛り上がりを見せました。特にシリーズ終盤は勝敗を左右するような奇跡的なプレーや場面が多く見られたように思います。

 

◎WS終盤、勝敗を左右した数々の奇跡。
第6戦
・9回裏バージャーの打球が外野のフェンスに挟まりドジャース命拾い。
・9回裏ワンアウトランナー2,3塁の場面でヒメネスが浅いレフトフライを打った際、2塁ランナーのバージャーの走塁ミス(冷静に打球の行方を見ていれば余裕で帰塁できたはず)。ヒメネスのレフトフライをキャッチしたキケ・ヘルナンデスからのワンバン送球をロハスが2塁塁上でスーパーキャッチ。

第7戦
・8回裏4-3でブルージェイズ1点リード、ワンアウト2塁の場面でヒメネスがバント失敗。これで流れがドジャースへ(井口資仁氏の分析)。
・9回表ワンアウトランナーなしからロハスが同点ホームラン。
・9回裏ワンアウトランナー1、2塁でピッチャー山本登板。
・→カークにデッドボールでワンアウト満塁になる。
・→守備交替。ロバーツ監督がセンターをエドマンからパヘスへ替える。
9回裏ワンアウト満塁からロハスがバーショのセカンドゴロを逆シングルでうまくさばき、体勢を整えて正確な送球をしホームアウトをとる(セーフになればブルージェイズのワールドチャンピオンが決まる場面で、このロハスの冷静なプレーには痺れました)。
・ツーアウト満塁からクレメントの左中間のライナーを先ほど交替したパヘスがキケ・ヘルナンデスと交錯しながらもスーパーキャッチ。
・11回裏ワンアウト1、3塁からカークのショートゴロをベッツが1塁ランナーをうまくよけてゲッツーを完成させて試合終了。

 リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)は大谷のようなスター選手の豪快さが勝敗を大きく左右したように思われますが、ワールドシリーズは大谷が徹底的に警戒され対策された結果かもしれませんが、ロハス、キケ・ヘルナンデス、パヘス、ベッツ、マンシー、フリーマンのような守備や小技がうまい選手の活躍が勝敗を大きく分けたような気がしてなりません(ちなみにロハスはWS第3戦13回裏に代打で出場してバントを1球で成功させています。もちろん、山本由伸の献身的な快投がなければドジャースのWS優勝がなかったのもたしかでしょう)。ブルージェイズは本当に紙一重の差でワールドチャンピオンになれませんでしたが、素晴らしいチームだったと思います。

 



(2025年11月4日)

2025年11月04日