カーショーの言葉
《 でも、みんなに伝えておきたいのは、ヒロ(黒田博樹)は本当のプロフェッショナルということだ。中4日、5日間ごとに最高の準備をしてマウンドに上がっていた。妥協していなかったし、自分に厳しいのは傍でトレーニングをしていて理解できた。
ヒロは、投手として、プロとして「安定」しているんだよ。それは試合での成績だけではなく、どういうふうに準備をするか、それを含めての話で、新人だった僕にとっては、とても勉強になることばかりだった。
先発した試合で抑えれば、当然うれしい。でも、ヒロは翌日にはそれを打ち消して次の試合の準備に入っていた。負けても同じ。引きずらない。そうした気持ちのリセットというか、入れ換える方法はヒロから勉強させてもらったんだ。新人だった僕にとって、日本で何年も経験を積んだヒロと(キャッチボールの)パートナーになれたのは幸運だった。
さて、(ヤンキースに入った)ヒロは誰とキャッチボールをしているのかな?》(2012年3月2日 ドジャースのキャンプ地 アリゾナ州グレンデールにて)(黒田博樹『決めて断つ ぶれないために大切なこと』【KKベストセラーズ、2015年】より。太字は引用者)
黒田もカーショーを絶賛してやまない。
《 メジャー―リーグの世界では、キャッチボールの相手は一年を通じて決まっている。誰とキャッチボールをするかによって、かなりの部分でシーズンの雰囲気や思い出が変わってきたりする。
たまたま、カーショーと僕は2008年からメジャーで投げ始めた「同期」だった。それがきっかけでキャッチボールが始まり、4年間もずっと一緒に相手をし、彼が球界を代表する一流の投手になっていくのを目の当たりにした。
4年間、彼と一緒にドジャースで過ごしてみて分かったことがある。それはカーショーは2015年に27歳になる青年だが、本当に尊敬に値する人間だということだ。だから、人が尊敬できるか否かということに、年齢は関係ないと思う》(同上)
――上記の引用から二人の仲の良さが十分伝わってくると思う。ちなみに一部のカープファンの間では、黒田がカーショーをカープに連れてくるのではないかという都市伝説が囁かれているらしい…。
(2025年9月21日)